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青から藍 に変わって行きつつある初夏の夜
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:86% 作品を確認(青空文庫)
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夜空
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前後の文章を含んだ引用
......思うと葉子はやるかたなく悲しかった。たとい貞世と自分とが幸いに生き残ったとしても、貞世はきっと永劫 自分を命 の敵 と怨 むに違いない。 「死ぬに限る」 葉子は窓を通して青から藍 に変わって行きつつある初夏の夜の景色をながめた。神秘的な穏やかさと深さとは脳心にしみ通るようだった。貞世の枕 もとには若い岡と愛子とがむつまじげに居たり立ったりして貞世の看護に余念なく見えた。......
単語の意味
初夏(しょか・はつなつ)
初夏・・・ 夏の初め。陰暦4月の異名。孟夏(もうか)。首夏(しゅか)。
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青から藍 に変わって行きつつある初夏の夜
有島武郎 / 或る女
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夕闇が既にその廊下をつつんでいる。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
街は夜だ。信号待ちのフロントグラスの前をゆきかう人々は、サラリーマンもOLも、若者も年寄りもみんな光って美しく見える。静かに冷たい夜のとばりの中を、セーターやコートに包まれて、みなどこかしらあたたかい所を目指してゆく時刻だ。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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