関西は、澄んだ薄い色のつゆが主流で、関東は醤油色の濃いつゆが主流。関西はダシの味が良く利いていて、醤油は軽く香るくらいのつゆに仕上がっている。それに対して関東は、醤油味がはっきりしていて、ダシの香りもするけれど醤油の香りが全面にくるつゆに仕上がっている。

うどんの延び加減がちょうどいい

鍋料理の終わりは雑炊がうまい

うどんスキの艶めき立つような味と彩りは、大阪人でなくては創造できなかった味覚であろう

二三本のビールとこの皿うどんがあれば、人間は堪能できる

そばが、酒の友として好もしいのは、ダシ汁のつけ加減で、自分で味を濃くも淡くもできるところにある。もちろん、そばの香り、そばの味も酒によく合う。だから、酒のサカナとしては、もり、ざるか適している。

日本人の主食がお米なら、イタリアはスパゲティ、フランスはパン、そしてドイツはじゃがいもといえるだろう。

生の中華そばを買う。この店のは手製でコシが強く、防腐剤が入っていない。

名古屋のきしめんによく似たのにイタリアのラザーニがある。きしめんは花がつおをふりかけ、うすいだし汁であっさりたべたり、みそで煮こんでたべるが、このラザーニは、チーズ、バタ、トマトソースであえて、こってりしたグラタンにしてたべ、もとは似ていても、たべ方がずいぶん違ってしまう。

うどんの延び加減がちょうどいい