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高くから見降ろす街は光の粒にふちどられ、車の列は光の河になって夜を流れてゆく。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
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夜景・夜の眺め
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......るかもな。消極的な仕事人って。」 光が散るような淋しくて明るい笑顔だった。夜中が、深まってゆく。窓の外に美しい夜景がちらちらとまたたくのを、振り向いて見つめた。高くから見降ろす街は光の粒にふちどられ、車の列は光の河になって夜を流れてゆく。「ついにみなしごになってしまったよ。」 雄一が言った。「私なんて、二度目よ。自慢じゃないけど。」 私が笑ってそう言うと、ふいに雄一の瞳から涙がぽろぽろこぼれた。......
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レースのカーテン越しに、東京の夜景が見えた。夜景そのものが、ごうごうという、大都会の放つ地鳴りのような音を伴っているように思えた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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高射砲が花火の炸裂するような音を立て
福永 武彦 / 草の花 amazon
窓に流れ込むネオンの余光が部屋の中を赤く青く交互に染める
宮本輝 / 道頓堀川 amazon
夜霞に光を奪われた明かりが、シミのようにぽつんぽつんと闇の中に浮いている
内田百閒 / 烏「冥途」に収録 amazon
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