立ち上がるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
車にはねられた犬のように、よろよろと立ち上がる
小池 真理子 / 小池真理子のミスティ―小池真理子短篇ミステリ傑作集〈1〉 amazon
椅子を蹴倒さんばかりの勢いで起ち上った。
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
ソファを牝鹿 のように立ち上がって
有島武郎 / 或る女
その瞬間、天井から糸で釣り上げられたように、ふわりと草子は立上った。
吉行 淳之介 / 闇のなかの祝祭 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(すばらしいフラダンサー)ひとたびあざみさんが右足を前に出して踊りのかまえに入り、音楽やイプという太鼓の音が聞こえてきた瞬間に、何かが変わる。彼女をとりまく空気もぴんとはりつめ、空間がさあっと広くなるのがわかる。 ほんとうにすばらしいダンサーは世界を止めることができるのだと私は思っていた。 そして彼女が踊り出すと、そこから魔法が始まる。感覚の全てがオンになって、彼女は自分から選んで神や世界への供物になる。きっと神様はどん欲で、お米や花や果物が盛ってあるお皿では満足しない。美しく神聖な女が動いていないとだめなのだ。美しい肉体は別に求められていない。きっと彼女のまわりで動いている空気の色や質が見たいのだと思う。 神様、その気持ちわかります。と私はいつでも思う。そう思うとき、神様を近しく感じる。 これ以上に神が創った世界を讃えるやりかたがあるだろうか、とあざみさんの踊りを見ていると思うのだ。あざみさん本人さえも世界への愛を表す道具になってしまうくらいに、踊りは彼女を乗っ取り、この世の奇跡の流れの一部にしてしまう。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
女の奏でる暗く力強い音調の中にひき込まれていった。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
一かけの泥のかたまりのやうになってころがる
宮沢賢治 / ひかりの素足
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