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夏の鯖は、 「生き腐れ」 といわれるほど、腐敗が早い。 それだけに尚更、とりたてがうまいのである。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置：66% 作品を確認（amazon）
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新鮮・鮮度がいい
鯖
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前後の文章を含んだ引用
......のが、これほどにうまいとは、そのときまで私は知らなかったといってよい。 塩焼、煮つけ、酢の物と何にしてもうまい。うまくてうまくてたまらなかったものだ。 ことに、夏の鯖は、「生き腐れ」 といわれるほど、腐敗が早い。 それだけに尚更、とりたてがうまいのである。 それから上陸日でないときでも私は、浜へ出て、漁師たちから信じられぬほどの安い値で鯖を買って来ては、司令部の裏の松林の中で三枚におろし、塩をふりかけておき、夜ふ......
単語の意味
鯖・鮄（さば）
鯖・鮄・・・サバ科の海魚の総称。特に真鯖（まさば）を指す。紡錘形で、背中に青黒い波模様がある。
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すべて獲れたてであるから何を食べてもおいしい。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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クリスタルのような透明感を漂わせた関さば
野瀬泰申 / 全日本「方言」地図 amazon
世の中には、前述のように、身の毛もよだつように嫌いなひとが案外多い。この嫌いなのにも、二通りある。さばや、いわし、さんまのような青魚を嫌いなひとと、焼けば食うが、みそ煮だけはごめんだというのとがある。
山本 嘉次郎 / 洋食考―食べものダンディ学 amazon
（鯖の味噌煮）いかにも下町らしい下手な味をもっている
山本 嘉次郎 / 洋食考―食べものダンディ学 amazon
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蕎麦のように細っこいウナギの子
北 杜夫 / マンボウ響躁曲―地中海・南太平洋の旅 amazon
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