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耳を澄ませば鼓膜はこまかく震える。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:29% 作品を確認(amazon)
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耳を澄ます・聞き耳を立てる
音(声)を聞く、聞こえる
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前後の文章を含んだ引用
......ているうちに私の喉は斜めにまっすぐ伸びた。 流れる川の音は窓を閉めていても五階の私たちの部屋まで響いてくる。普段は意識しないが、水が水を削る音は常に響いていて、耳を澄ませば鼓膜はこまかく震える。完璧な沈黙が訪れないから私は独りでいるときでも完璧な孤独に陥ることはない。 夜の闇が溶けた黒く大きな川の向こう岸には古い高層ビルやアパートが立ち並び、向かいのビ......
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(声は)一筋のしなやかな水流となって耳の管をすり抜け、鼓膜を震わせ、(鼻と耳が交差する)秘密の洞窟の扉をノックした。闇に響く振動は長く余韻が消えなかった。
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
日照りで乾いた大地が雨を吸い込むように、声が胸にヒタヒタとしみこむ
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
陽照りで乾いた大地が雨に吸いこむように、声が胸にヒタヒタとしみこむ
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
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汽笛は、---花野のひとひを笛のような音を立てて逃れてゆく秋嵐のように思われた
三島由紀夫 / 花ざかりの森 amazon
静かな夜の空気を破って、バチャーンと大地を打つ音が響く
山本 有三 / 波 amazon
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