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空の方からはいろいろな楽器の音がさまざまのいろの光のこなと一所 に微 かに降ってくるのでした。
宮沢賢治 / ひかりの素足 ページ位置:86% 作品を確認(青空文庫)
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耳を澄ます・聞き耳を立てる
遠くの音
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......ました。楊 に似た木で白金のやうな小さな実になってゐるのもありました。みんなその葉がチラチラ光ってゆすれ互いにぶっつかり合って微妙な音をたてるのでした。 それから空の方からはいろいろな楽器の音がさまざまのいろの光のこなと一所 に微 かに降ってくるのでした。もっともっと愕 いたことはあんまり立派な人たちのそこにもこゝにも一杯なことでした。ある人人は鳥のやうに空中を翔 けてゐましたがその銀いろの飾りのひもはまっすぐにうし......
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小鳥の羽根が一枚、抜け落ちる音さえ聞き逃さない。
小川 洋子 / 盲腸線の秘密「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
(聞き分ける)比丘尼 が木魚の音を聞き分けるごとく
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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どこかの教室でかすれたオルガンの音がきこえる。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
五つの声が風の中で 縺れあって耳に届いてくる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
声は周波数の合わない通信機のように遠くで聞こえた。
長野 まゆみ / 少年アリス amazon
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突然一人の漁夫が意味のわからない言葉を大きな声で叫んだのは。今まででも五人が五人ながら始終何か互いに叫び続けていたのだったが、この叫び声は不思議にきわ立ってみんなの耳に響いた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
廊下を駈ける足音が雪崩のように響き渡った。
小杉 天外 / 初すがた amazon
黒い小さい機械(電話)が、いきばって身を震わせ、喚(わめ)き立てているように感じた。
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