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息が切れた。しかし煙草をやめたおかげで悪くない息の切れ方だった。喉にひっかかるような嫌な感じがない。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:89% 作品を確認(amazon)
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喘ぐ・息を切らせる・荒い息
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前後の文章を含んだ引用
......ンニングの方がまだ楽だ。僕は隅々にはたきをかけてから大型の電気掃除機でほこりを吸いとり、木の床を軽く水拭きしてから床にかがみこんでワックスをかけた。半分ばかりで息が切れた。しかし煙草をやめたおかげで悪くない息の切れ方だった。喉にひっかかるような嫌な感じがない。僕は台所で冷たい葡萄ジュースを飲んで一息ついてから、昼前に一気に残りを片づけた。ブラインドを全部開け放つと、ワックスのおかげで部屋全体がキラキラと輝いて見えた。......
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喘ぐ・息を切らせる・荒い息の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
しばらく 喘ぐように呼吸していた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
伝令の馬のように、白い息を吐きながら(やってきた)
安岡 章太郎 / 悪い仲間 amazon
私は息切れがして往来の上で立ち留った。呼吸困難。これはじっとしていなければいけないのである。
梶井基次郎 / 闇の絵巻
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「声・口調」カテゴリからランダム5
ヒステリックさを感じるほどの元気な笑い声は教室中の窓ガラスをしびれさせている
綿矢 りさ / インストール amazon
私の声にはっきり含まれていた拒絶を感じたのだろう、ではよろしくお伝え下さい、と電話は切れた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
再び沈黙が部屋を覆った。窓の外では激しい雨が降り始めていた。札幌に来て最初の雨だった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
ゲホゲホと濁った 咳 が炸裂する。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(全身の筋肉を使って、深く繰り返す呼吸)呼吸は通常の呼吸ではなかった。身体全体をくまなく使って行われる、特別な目的と機能を持った呼吸だった。肩胛骨と横隔膜が大きく動き、拡大収縮している様が思い浮かぶ。《…略…》長く厳しい訓練によってしか習得することのできない特殊な呼吸法だ。《…略…》やがて大きな機械が操業を終えるときのように、呼吸が段階を踏んで止んだ。呼吸と呼吸とのあいだの間隔が徐々に長くなり、最後にすべてを絞りきるように長く息が吐き出された。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
パイプの中に何かが詰まっているようなごろごろとした居心地の悪い音(の深い息)
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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