底知れぬ冷やかな、厳粛な感じが、頻 りに首すじの処へ襲いかかって、全身がゾクゾクして来るのを我慢する事が出来なかった。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:71% 作品を確認(青空文庫)
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厳粛
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前後の文章を含んだ引用
......ピカピカ光っている太陽までもが、何等かの神秘的な精神科学の原則に支配されつつ、時々刻々にその空前絶後の大事変の方へ切迫して行きつつあるのではないか……というような底知れぬ冷やかな、厳粛な感じが、頻 りに首すじの処へ襲いかかって、全身がゾクゾクして来るのを我慢する事が出来なかった。そんな馬鹿な事が……と思えば思う程そう思えて仕様がなくなって来るのであった。私はそうした神秘的な……息苦しい気持を押え付けよう押え付けようと焦燥 りつつ、なおも、......
単語の意味
厳粛(げんしゅく)
首・頸・頚(くび)
首筋・頸筋(くびすじ)
厳粛・・・1.真剣な態度をせずにはいられない雰囲気のさま。「厳粛な儀式」
2.まじめで甘えや妥協などないさま。「判決を厳粛に受け止める」
2.まじめで甘えや妥協などないさま。「判決を厳粛に受け止める」
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
首筋・頸筋・・・首の両側から後部にわたる部分。首の後ろ側の部分。項(うなじ)。襟首(えりくび)。首根っ子・頸根っ子(くびねっこ)。
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底知れぬ冷やかな、厳粛な感じが、頻 りに首すじの処へ襲いかかって、全身がゾクゾクして来るのを我慢する事が出来なかった。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
母が旅立つ前の日の夕食は、まるで最後の 晩餐 のように厳粛だった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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