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一階部分が開放された大きな建物があった。これがピロティ。
朝井 リョウ / 破りたかったもののすべて「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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店・建物の佇まい・外観
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前後の文章を含んだ引用
......、門を登り、飛び越す。タン、という乾いた着地音が大学の構内に響き渡った。 どの建物も真っ暗だ。敷地内にあるいくつかの外灯の光を頼りに私は歩く。門から少し歩くと、一階部分が開放された大きな建物があった。これがピロティ。ここが一号館だ。 一号館のピロティに飾られてる。兄貴は確かに、そう言っていた。 真っ暗なピロティの中に入り、私は携帯電話のライトを点けた。 そこには、過去の私が......
単語の意味
ピロティ(ぴろてぃ)
ピロティ・・・一階を柱だけの空間にして駐車場などに使った、二階以上の建物。また、一階部分のその空間。
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それは、円柱形の塔を中心にして左右対称に翼を広げた形の、大きな建物だった。その明瞭な輪郭は網膜にはりつき、いくら走っても近づいてこないような錯覚を呼び起こした。わたしは、誰の目にも確かに美しく映っていながら、決して近寄ることのできない幻の城があったという童話を思い出した。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
無人のように静まり返ったコンクリートの箱の中に、各戸のドアが貝の蓋のように閉じられている
森村 誠一 / 深海の迷路 amazon
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吉田修一「悪人」に収録 amazon
(個人経営の古本屋)本で作られた洞穴のような店内
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ amazon
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蜘蛛のように小屋がけをする
中 勘助 / 銀の匙 amazon
丘つづき、空と、雑木原と、田と、畑と、雲雀(ひばり)との村は、実に小さな散文
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佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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