日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 暮らしの表現 > 乗り物 > 電車・汽車

TOP > 風景表現 > 店・施設 > 駅のホーム・駅の構内

回送電車が通過する

この表現が分類されたカテゴリ

電車・汽車駅のホーム・駅の構内

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

ここに意味を表示

電車・汽車の表現・描写・類語（乗り物のカテゴリ）の一覧ランダム５

上野から信越線に乗ると、朝の窓の風景は、いつの間にか茫々とした秋の景色だった。あたりはすっかり秋になっている。窓を区切ってゆく、玉蜀黍（とうもろこし）の葉は、骨のようにすがれてしまっていた。

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテ電車・汽車秋車窓からの風景

一つずしりと揺れて、徐（おもむろ）に汽車は動き出した。一本ずつ眼をくぎって行くプラットフォオムの柱、置き忘れたような運水車、それから車内の誰かに祝儀の礼を云っている赤帽――そう云うすべては、窓へ吹きつける煤煙（ばいえん）の中に、未練がましく後（うしろ）へ倒れて行った。

芥川龍之介 / 蜜柑関連カテ電車・汽車車窓からの風景

汽車が遠賀川の鉄橋を越すと、堤にそった白い路（みち）が暮れそめていて、私の目に悲しくうつるのであった。

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテ電車・汽車出会いと別れ

新幹線の揺れは単調ではなく、生き物にも似た不規則な動きを見せるが、時折、下から突き上げられ、ふわりと身体が浮く。

伊坂幸太郎 / マリアビートル　amazon

（ホームに）電車が滑り込んでくる。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

このカテゴリを全部見る

駅のホーム・駅の構内の表現・描写・類語（店・施設のカテゴリ）の一覧ランダム５

キハ１２は無人の北美寄駅に、お愛想のように止まった。

浅田次郎 / 鉄道員（ぽっぽや）「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録　amazon

（電車が）勢い良く通っていく。　川の堰が切れて濁流が流れていくような、騒々しさだった。激流が、目前を通過していく。

伊坂幸太郎 / グラスホッパー　amazon関連カテ電車・汽車駅のホーム・駅の構内

玉の井停車場の跡が雑草に蔽われて、こなたから見ると城址（しろあと）のような趣をなしている。

永井荷風 / ぼく東綺譚　amazon関連カテ駅のホーム・駅の構内更地・跡地

下り線ホームは地中深くに掘られたトンネルの中にあって、陽光を目にするには四百八十六段の階段を上がらねばならない。

横山秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録　amazon

汽車はだんだんしずかになって、いくつかのシグナルとてんてつ器（き）の灯（あかり）を過ぎ、小さな停車場（ていしゃば）にとまりました。

宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜関連カテ駅のホーム・駅の構内車が停まる・ブレーキをかける

このカテゴリを全部見る

「乗り物」カテゴリからランダム５

風を帆に孕ませて船は走る

汽車が風を切って進む

ボートが浮かび、その高い帆柱が波のままに空中に弧を描いていた。

村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録　amazon

病人の歯軋りのようなレールの軋り

三島由紀夫 / 花ざかりの森　amazon

あくびでもするかのように間の抜けた汽笛をば太く鈍く響かせるばかり

永井荷風 / ふらんす物語　amazon

「店・施設」カテゴリからランダム５

縁日のようににぎわって

有島武郎 / 或る女

猿を見ていると飽きない。おそらく光景がある種の社会を連想させるからだろう。

村上春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下)　amazon

ラウンジの大きな窓からは初秋の雨が見えた。雨はあいかわらず音もなく降りつづき、その奥の方に街の光が様々なメッセージをにじませているのが見えた。ラウンジには客の姿は殆んどなく、湿っぽい沈黙があたりを支配していた。

村上春樹 / 象の消滅「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon関連カテバー雨の景色、視界初秋

なかにコックのいるカウンター席では、目のやり場に困るのだ。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテカフェ・喫茶・飲食店照れ屋・引っ込み思案・内気な性格

波止場に停泊している船の灯かりが花のように煌いている

同じカテゴリの表現一覧

乗り物の表現の一覧　

店・施設の表現の一覧　

暮らしの表現大カテゴリ

表現の大区分