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胸にくっくと込み上げる感情が、意識された。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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気持ちが高まる・こみ上げる
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前後の文章を含んだ引用
......んと芽を出すのね」 かの女は、こんな当りまえのことを考えながら、思い切って指を出し、蔦の小さい芽の一つに触れると、どういうものか、すぐ、むす子のことを連想して、胸にくっくと込み上げる感情が、意識された。 かの女は、潜 り門に近い洋館のポーチに片肘 を凭 せて、そのままむす子にかかわる問題を反芻 する切ない楽しみに浸り込んだ。 洋画家志望のかの女のむす子は、もう、五年も......
単語の意味
胸(むね)
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腹のなかに、掻きたてられたまま鎮まらない火照りがとぐろを巻いている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
今まで珍しく押えつけられていた反抗心が、またもや旋風のように葉子の心に起こった。
有島武郎 / 或る女
彼の感情は次第に末梢神経に流れ出て行く。彼女をとことん愛していて抱きたいという気持が彼の全身を満たして行く。《…略…》そして、その感情がついに体の外側に溢れて来た時、シンイチは何も言わずに泣き出したのだった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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胸を突き上げる気持ち
林芙美子 / 新版 放浪記
有島武郎 / 或る女
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