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立派なフロックを着て、洗濯し立ての白襟 を聳 やかして、男振りを二割方上げて
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:19% 作品を確認(青空文庫)
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フォーマルな服装(スーツ・タキシード)
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前後の文章を含んだ引用
......人は無言のまま吾輩の頭を撫 でる。この時のみは非常に丁寧な撫で方であった。 それから約七分くらいすると注文通り寒月君が来る。今日は晩に演舌 をするというので例になく立派なフロックを着て、洗濯し立ての白襟 を聳 やかして、男振りを二割方上げて、「少し後 れまして」と落ちつき払って、挨拶をする。「さっきから二人で大待ちに待ったところなんだ。早速願おう、なあ君」と主人を見る。主人もやむを得ず「うむ」と生返事 ......
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椅子の上で背筋を伸ばした水島は、スーツの上着を肩で着こなしていて、身頃の布地は肉の薄そうな胸にほとんど触れずにストンと落ちている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
風祭警部は彼特有のセンスを存分に発揮した白いスーツ姿。警察官だからいいようなものの、もしもヤクザ社会なら、これは若頭のファッションだ。
東川 篤哉 / 謎解きはディナーのあとで amazon
母は「保護者」らしいスーツを着て
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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トレンチコートを着た犬が路地裏で葉巻を吸っている絵が背中一面にプリントされていて「COOL DOG」とロゴが入っているシャツ
せきしろ / 去年ルノアールで 完全版 amazon
白っぽい綿くずが埃(ほこり)のようにつもっている
野間 宏 / 真空地帯 (1956年) amazon
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山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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