葉を落とした骸骨のような木々 | 樹木・木々の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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葉を落とした骸骨のような木々

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木の幹が白い大蛇のように伸びる

梅本育子 / 桃色月夜　amazon

杉が焦げたように赤黒い

枝のまばらな、ひょろ長い葉柳（はやなぎ）が一本、このごろはやる疫病（えやみ）にでもかかったかと思う姿で、形（かた）ばかりの影を地の上に落としている

芥川龍之介 / 偸盗

大きな冬枯れの樹木があった。箒を逆にして空に冲（ひひ）らせたようなその梢

宮本百合子 / 伸子関連カテ樹木・木々枝

樹木によって蔽（おお）われ《…略…》新緑滴るごとく

火野葦平 / 麦と兵隊「土と兵隊・麦と兵隊 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ青葉・葉っぱ樹木・木々

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目の覚めるような紅いバラ

花の散るのを蝶々だと思ったり

正宗白鳥(忠夫) / 何処へ　amazon

樹々の葉が夕風に爽やかな音を立てて鳴る

遠藤周作 / 沈黙　amazon

芝生の花壇で尾籠（びろう）なほど生（なま）の色の赤い花、黄の花、紺の花、赭の花が花弁を犬の口のように開いて、戯（ざ）れ、噛（か）み合っている。

岡本かの子 / 河明り関連カテ花畑・花壇花

向こう岸には闇よりも濃い樹の闇、山の闇がもくもくと空へ押しのぼっていた。そのなかで一本椋（むく）の樹の幹だけがほの白く闇のなかから浮かんで見える

梶井基次郎 / 温泉関連カテ暗い・闇山樹木・木々シルエット・影絵

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