TOP > 風景表現 > 空・中空 > 雨雲・暗雲


カテゴリ検索 単語の意味
空は湿っぽい灰色の雲にすっぽりと覆われていた。それは雲というよりは均一な布地のように見えた。その下を黒い雲の塊りが低く流れていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
雨雲・暗雲
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......筋か立ちのぼっていた。見はらしとしては素晴しいものだったが、どれだけ眺めていても楽しい気分にはなれなかった。全てがよそよそしく、そしてどこかしら異教的だった。 空は湿っぽい灰色の雲にすっぽりと覆われていた。それは雲というよりは均一な布地のように見えた。その下を黒い雲の塊りが低く流れていた。手をのばせば指先が触れそうな気がするくらいだ。彼らは信じ難いスピードで東へと向っていた。中国大陸から日本海を越えて北海道を横切り、オホーツクへと抜ける重い雲だ。......
単語の意味
湿っぽい(しめっぽい)
湿っぽい・・・1.水気を含んでいて、ジメジメしている。
2.気分が落ち込んでいる。陰気な感じがする。
ここに意味を表示
雨雲・暗雲の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
気味の悪い雲
林芙美子 / 新版 放浪記
(暗い空)古綿色の雲が低くこの街を覆っている
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「空・中空」カテゴリからランダム5
眼下には、輝く絨毯みたいな雲がいちめんに広がっている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
空・中空 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分