宮地家の墓地を囲む満天星(どうだんつつじ)は、花のようにがっちりした赤を、澄んだ秋の空気の底に沈めていた。
大岡 昇平 / 武蔵野夫人 作品を確認(amazon)
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紅葉
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単語の意味
満天星(どうだん・どうだんつつじ・まんてんせい)
満天(まんてん)
満天星・・・ドウダンツツジのこと。秋には紅葉する。
満天・・・空いっぱい。空に満ちていること。大空一面。一天。
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緑道沿いの木は、秋の色に染まりかけていた。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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石だたみの上には鉄屑のようなすずかけの落葉が風に吹きよせられている。
林 芙美子 / 茶色の目「林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 (1952年)」に収録 amazon
きれいな夕陽。つるべ落しの空あい。
林芙美子 / 新版 放浪記
秋の陽はつるべ落としで、黄ばんだ陽が白く乾き、波のうねりがひどく凄じくなって来た。
林 芙美子 / うず潮 (1964年) amazon
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