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チュウインガムを噛むより味気ない世の中、何もかもが吸殻のようになってしまった。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:26% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
ひどい世の中、救いがたい世界
世知辛い・生きにくい世の中
退屈・うんざり・味気ない
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前後の文章を含んだ引用
......して私を見ていた。 (七月×日) ああ人生いたるところに青山ありだよ、男から詫 びの手紙が来る。 夜。 時ちゃんのお母さんが裏口へ来ている。時ちゃんに五円貸すなり。チュウインガムを噛むより味気ない世の中、何もかもが吸殻のようになってしまった。貯金でもして、久し振りに母の顔でもみてこようかしらと思う。私はコック場へ行くついでにウイスキーを盗んで呑んだ。 (七月×日) 魚屋の魚のように淋しい寝ざめなり。四......
単語の意味
味気無い(あじけない・あじきない)
味気無い・・・面白味や魅力がなくて、つまらない。味わいが少なく、風情に乏しい。
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(世の中が)腐りはて、私たちはその血膿(ちうみ)のようなものではないだろうか。
田宮 虎彦 / 絵本 (1954年) amazon
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私の幼い人生にも、暴風が吹きつけてきた
林芙美子 / 新版 放浪記
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退屈・うんざり・味気ないの表現・描写・類語(退屈のカテゴリ)の一覧 ランダム5
飽き飽きする時間を消しかねるような退屈な一日
徳田 秋声 / あらくれ amazon
酢の利かない鮨のように、味気ない気分
立野信之 / 姉妹
たいくつ【退屈】①いや気がさすこと。だれること。②圧倒されること。へこたれること。③ひまで倦みあくこと。④映画、小説においては、内包する文学性の度合いに比例する、と誤解されることが多い。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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「退屈」カテゴリからランダム5
何となく手持ち無沙汰な、気だるい退屈さに包まれる。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
口を閉じ、魚のように暮らす
柴田 翔 / されどわれらが日々― amazon
雪解けの泥々道を行く気持ちが心に重たい。痩 せた十字架の電信柱が陽に光っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
釘抜きで挟まれたように眠くなった。
石坂 洋次郎 / 石中先生行状記 amazon
「世間・世界・社会」カテゴリからランダム5
地球よパンパンとまっぷたつに割れてしまえと、呶鳴ったところで私は一匹の烏猫だ。
林芙美子 / 新版 放浪記
我々は高度資本主義社会に生きているのだ。そこでは無駄遣いが最大の美徳なのだ。政治家はそれを内需の洗練化と呼ぶ。僕はそれを無意味な無駄遣いと呼ぶ。考え方の違いだ。《…略…》もしみんなが無駄というものを一切生み出さなくなったら、大恐慌が起こって世界の経済は無茶苦茶になってしまうだろう。無駄というものは矛盾を引き起こす燃料であり、矛盾が経済を活性化し、活性化がまた無駄を作り出すのだ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
もうひとつ別の世界に移るの。となりに並走して走っている電車に乗り移るみたいに。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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