TOP > 人物表現 > 呼吸 > 深呼吸・大きく息をする
どういうわけか息苦しくなって、肩を上下させて深呼吸をしてみた。肩に圧しかかってきた不安を、取り除こうとする。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 ページ位置：86% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
不安になる
息苦しい・呼吸ができない
不安や悩みが消える
深呼吸・大きく息をする
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......。自分に言い聞かせる。「明日、田中のところに行ってくれ」と成瀬が、響野に言う。「田中のところ？」「ナンバープレートがいる」 成瀬の言葉に響野がうなずく。 久遠はどういうわけか息苦しくなって、肩を上下させて深呼吸をしてみた。肩に圧しかかってきた不安を、取り除こうとする。今度こそニュージーランドに行けるかな、と想像した。広大な牧場をのんびりと歩く羊の群れを思い浮かべると、深刻な問題など何もないように思えた。 あのパチンコ屋のどた......
単語の意味
息苦しい（いきぐるしい）
息苦しい・・・１．息をするのが苦しい。呼吸が苦しい。胸に圧迫感があって息が詰まるような感じである。
２．胸を圧迫されるような、重苦しい感じの雰囲気だ。緊張した空気が漂っていて、軽々しい言動などできそうもない雰囲気だ。
２．胸を圧迫されるような、重苦しい感じの雰囲気だ。緊張した空気が漂っていて、軽々しい言動などできそうもない雰囲気だ。
ここに意味を表示
不安になるの表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧 ランダム５
胸の奥の不安の 在処 を 鷲 摑 みにされたかのような感じがした。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
（スケジュール）手帳の白さには、不安な眩しさを感じるほどだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
息苦しい・呼吸ができないの表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧 ランダム５
肉塊を鼻先で見るように切迫した息苦しさ
伊藤 整 / 青春 (1960年) amazon
意識的に呼吸しないと、息ができないほどだった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
彼は息苦しくなり、片手でネクタイを緩めた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
呼吸はますます押し潰されていく。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
不安や悩みが消えるの表現・描写・類語（安心するのカテゴリ）の一覧 ランダム５
このカテゴリを全部見る
深呼吸・大きく息をするの表現・描写・類語（呼吸のカテゴリ）の一覧 ランダム５
彼は自身の存在をもっと確かめようとするように殊更下腹に力を入れ、肺臓一杯の呼吸をしていたが、それをゆるめると直ぐ、又大きなものに吸い込まれそうになった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「不安」の言葉を含む恐怖の表現・描写・類語（呼吸のカテゴリ）の一覧 ランダム５
胸の折れてゆくような不安
佐多 稲子 / くれない amazon
その事実はいきなり私を不安の海へ押し出した。
吉本ばなな / うたかた「うたかた／サンクチュアリ」に収録 amazon
一生の危機に立ったような不安で、脚が慄えそうだった。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「安心する」カテゴリからランダム５
浮び始めた残虐な微笑は、静まった夜の中をひとり毒汁のように流れていた。
横光利一 / 日輪
緊張の糸がゆるんでしまったのか、なんだか鼻の奥がツンとしてくる。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
その後もケンはたいして内容のないことをつらつらと話し続けた。あのヘッドセットを使いたいだけなのだろうとは彼もすぐに察しはつく。安いボンドカーを周りにアピールしなければ、ケンは落ち着かないのだろう。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
引攣 ったように嗤いはじめた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
「恐怖・不安」カテゴリからランダム５
夕暮れのような暗さが顔一面に広がる
獅子 文六 / てんやわんや amazon
まるで蠟燭を吹き消した後に立ちのぼる一筋の白い煙のように、彼の心の中の何かが闇をしばらくの間漂いそして消えた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「その他の気分」カテゴリからランダム５
次第にからだが暖かになる。眼のふちがぽうっとする。耳がほてる。歌がうたいたくなる。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
祐子さんの背を撫でて穏やかに言った。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
それはちょうど揺れる船から下りて、強固な地表に立った時に感じるのと同じ種類の残存感だった
村上春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート（タクシーに乗った男） amazon
「呼吸」カテゴリからランダム５
パイプの中に何かが詰まっているようなごろごろとした居心地の悪い音（の深い息）
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
細く長い息を糸のように吐く。
久保田 万太郎 / うしろかげ「市井人・うしろかげ (1950年)」に収録 amazon
（一瞬呼吸が止まる）冷たい水をいきなり浴びせられたように一瞬、呼吸が止まり
島田 雅彦 / ドンナ・アンナ amazon
静寂の世界に雁皮紙（がんぴし）のような薄い呼吸を洩らしながら
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
同じカテゴリの表現一覧
安心する の表現の一覧
恐怖・不安 の表現の一覧
恐怖・不安のレベル
恐怖・不安の感覚、精神的な反応
恐怖・不安の表情、リアクション
その他の恐怖・不安の表現
| 次の文字を含む「恐怖・不安」の表現を検索 |
| 胸 心 戦慄 恐怖 恐怖に 不安が 不安 愛情 不安に 不安な |
その他の気分 の表現の一覧
呼吸 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
