彼の正直がまっすぐ届いて胸につきささった。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ ページ位置:98% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......って」仕切り直すかのようにニは声を一段と大きくした。「ヨシカには理屈なしで惹かれる。いま妙ちきりんな嘘を暴露されても、それでもどうしても一緒にいたい」 はじめて彼の正直がまっすぐ届いて胸につきささった。言葉がでない。「でもいくら好きだからって、そのまま受け入れるなんて無理だ。相手に全部受け入れてほしいなんて、乱暴だ。うまくやっていくには、二人とも相手に合わせて......
単語の意味
胸(むね)
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感動するの表現・描写・類語(感動のカテゴリ)の一覧 ランダム5
心のふるえと言っても表面的な微弱なふるえで、心の底から揺り動かされはしなかった。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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胸で感動を感じるときの表現・描写・類語(感動のカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸の中をからっぽにするぐらい深いため息をついた。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
胸の底から吐き出すように 溜息 を 洩らした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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「感動」カテゴリからランダム5
泣くのも忘れて立ち尽くしている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
目玉は今にもこぼれ落ちんばかりに開かれ
小川 洋子 / 乳歯「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
この時どうして自分が泣いてしまったのかを考えることがあった。 結局のところ、精神的に酷く不安定だったのだと思うしかなかった。遼と父の死の悲しみだけでなく、帰郷して以来、知らず識らずに募っていた自身の境遇への感傷が、最後のほんの 些細 な数滴のために、表面張力を破って、 溢れ出してしまったかのようだった。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
大きな目を夢のように見開いて
有島武郎 / 或る女
目が二倍ほどにも見開いた
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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