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彼の冷淡そうな皮肉、醜い自暴自棄の言葉が、その時の顔つき目つきと一緒にこの鼓膜に今聞くようにまざまざ響いて来る。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:95% 作品を確認(青空文庫)
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耳に残る・音声を覚えている
フラッシュバック・走馬灯のように蘇る記憶
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前後の文章を含んだ引用
......えそうなおそればかり感じられた。逆に嘗て自分が佃に向って云った数々の憎らしい言葉、毒々しい言葉が、次から次へ驚くべき現実性をもって甦って来た。それに報いて答えた彼の冷淡そうな皮肉、醜い自暴自棄の言葉が、その時の顔つき目つきと一緒にこの鼓膜に今聞くようにまざまざ響いて来る。――伸子は夜の燈の下で、恐怖をもって言葉の生きていることを感じた。人間によって云われた言葉は、きっと云われただけには生きる。憤りにまかせ、怨みにまかせ、互の云い......
単語の意味
冷淡(れいたん)
冷淡・・・1.ものごとに興味や関心を示さないこと。気持ちが冷めていること。淡白。
2.思いやりがないこと。苦しんだり悩んだりしている相手の心を理解する気持ちを示さず、態度が冷たいこと。
2.思いやりがないこと。苦しんだり悩んだりしている相手の心を理解する気持ちを示さず、態度が冷たいこと。
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「金が手を焼くように思いはしませんか」との古藤のいった言葉が妙に耳に残った。
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沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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