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十三夜の月が、から影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜
伊藤左千夫 / 野菊の墓 ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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月の光・月明かり
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前後の文章を含んだ引用
......やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。  半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、から影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦そばの花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。......
単語の意味
木の間(このま)
十三夜(じゅうさんや)
木の間・・・立ち並んでいる木と木の間。
十三夜・・・1.陰暦13日の夜。
2.陰暦9月13日の夜。中秋の名月(十五夜)から約1ヵ月後の満月の直前の夜。栗名月(くりめいげつ)。
十三夜の月は満月よりも少しだけ欠けており、それが趣があって、それはそれでいいとされる。
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銃は月光に 濡れて黒く光った。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ月の光・月明かりつや・光沢・照り
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