月が花の色を微かに映して、この世のものとは思えぬ底光りのするような絢爛さ
曽野 綾子 / 夫婦の情景 作品を確認(amazon)
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月の光・月明かり
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単語の意味
絢爛(けんらん)
底光り(そこびかり)
花の色(はなのいろ)
絢(あや)
絢爛・・・見た目が華やかで美しいこと。「絢」は「色糸をめぐらした模様」また、「きらびやかで美しい」こと。「爛」は「鮮やか」「まっさかり」な状態をあらわす字。「豪華絢爛」
底光り・・・奥深いところにあって、目だって表面に出てこない光。またはそう光って見えること。うわべだけの輝きではなく、そのものが持つ本質的な光。
花の色・・・花の色合い。
絢・・・織物で、色糸をめぐらした模様。また、模様や色合いの美しいこと。
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月の光・月明かりの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(月は)ためらうような光を地上に落としている
藤沢 周平 / 麦屋町昼下がり amazon
人の気配もない。風もなく、波音も聞こえなかった。月の光が黙々と地表を洗っているだけだ。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
黒い空に銀紙でも張ったような明るい月
阿刀田高 / ミッドナイト物語 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
海の反射で琺瑯(ホーロー)質のように固くつややかに見える雲
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
雲の切れ間に、飛行機雲が走っていた。空港からの便だろうか、豆粒ほどの機体と、そこから棚引く雲が、一直線に伸びている。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
熟れた杏のような太陽が山の端にかかる
獅子 文六 / てんやわんや amazon
両目に収まりきらないほどの青空
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
月が真綿雲の間をゆっくりと歩いていく
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
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