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中心にグングン捲き込まれて行く
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:4% 作品を確認(青空文庫)
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事件や問題に巻き込まれる
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前後の文章を含んだ引用
......違ないので御座います」 「……そ……そんな恐ろしい実験の中心に……どうして僕が……」 と私は思わず急 き込んで、寝台の端にニジリ出した。あまりにも怪奇を極めた話の中心にグングン捲き込まれて行く私自身が恐ろしくなったので……。その私の顔を見下しながら、若林博士は今迄よりも一層、冷静な態度でうなずいた。 「それは誠に御尤も千万な御不審です。……が……しか......
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トラブルは雨のように空から降ってきた
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
中心にグングン捲き込まれて行く
夢野久作 / ドグラ・マグラ
自分が北海道に出張している間に、見えない流れが渦巻いてこの主任の周囲に押し寄せたことを知った。むろん、主任は一個の粒である、捜査という有機体の中のである。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
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物干しから用心のない戸を開けて、こんばんはといいたいくらい、楽々と、二階へはいって来た。
吉川英治 / 治郎吉格子
部屋では中央に拳程もあるハシシが香炉で焚かれ、立ち込める煙は呼吸のたびに否応なく胸に入ってくる。三十秒もたたないうちに完全に酩酊する。からだ中の毛穴から内臓がドロドロと這い出し、他人の汗やら吐く息が入り込んでくるような錯覚に陥いる。
特に下半身は重い沼につかったように爛れ、口は誰かの器官をくわえたくて、体液を飲み込みたくてムズムズしている。皿に盛られた果物を食べワインを飲むうちに、部屋全体が熱の冒され始めて、自分の皮膚を引き剥がして欲しいと思う。ツルツルした油にまみれている黒人達の肉体を体内に入れて揺すりたいと感じている。
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
体内の膿でも出たように事件が連続して起こる
遠藤 周作 / 何でもない話 amazon
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