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冴えに冴え返る神経と、入り乱れて火花を散らす感情
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:96% 作品を確認(青空文庫)
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複雑な気持ち
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前後の文章を含んだ引用
......……唇の姿なぞ取り取り様々の形に尾を引いて流るる白い雲……黒い雲……黄色い雲……その切れ目切れ目に薬液のように苦々しく澄み渡っている青い青い空……そんなものの下に冴えに冴え返る神経と、入り乱れて火花を散らす感情を包んだ頭の毛を、掻き挘 り、掻き乱しつつ……時々飛び上る程の痛みを前額部に感じつつ……眩 しさと砂ほこりとでチクチク痛み出した眼をコスリコスリ、どこへ行くのか自分......
単語の意味
冴え返る(さえかえる)
冴え返る・・・1.色や光、音などがハッキリと澄み切って非常に鮮やかである。
2.意識がはっきりする。頭の回転がとても速くなる。
3.衰えかけたものが再び、盛んになる。
4.春を迎えてから、寒さがぶり返す。
2.意識がはっきりする。頭の回転がとても速くなる。
3.衰えかけたものが再び、盛んになる。
4.春を迎えてから、寒さがぶり返す。
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感情が錯綜して、それを喜んでいるのかおびえているのか分らなかった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
いろんな出来事や感情や展望や疑問や絶望がないまぜになって、胸が爆発しそうになっている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
部屋まで数間の廊下、伸子の感情は複雑に動いた。
宮本百合子 / 伸子
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喜怒哀楽のどれか一つだけでは表わし得ない、不思議に交錯した感情
有島武郎 / 或る女
驚きと怒り、そこに落胆をない交ぜにしたような声
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
胸に奇妙な満足と哀れみの混交した感情が揺れる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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