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頭に風が吹き込むような感触があり、上半身が震えた。寒気が走った。目をぎゅっと閉じ、数秒してから、開く。 女の(亡霊の)姿は消え、周囲の世界が復元している。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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我に返る・意識が戻る
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前後の文章を含んだ引用
......声には出さず、鯨は睨む。 すると女は、「もう死んでるんだって」と軽薄に答えた。ひとしきり笑い、急に顔を近づけたかと思うと、「おまえのせいだ」と鋭い声を出した。 頭に風が吹き込むような感触があり、上半身が震えた。寒気が走った。目をぎゅっと閉じ、数秒してから、開く。 女の姿は消え、周囲の世界が復元している。 正面の座席には熟睡する背広の男や、携帯電話に首っ丈の女、ふて腐れた顔の老婆、雑誌の水着グラビアを覗く男、大声ではしゃぎ合う男女、そういったものたちが再び、現わ......
単語の意味
上半身(じょうはんしん・かみはんしん)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
上半身・・・体の、腰から上の部分。上体(じょうたい)。⇔下半身(かはんしん・しもはんしん)。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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我に返る・意識が戻るの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
店のざわめきが、ボリュームつまみを回すみたいにして再び戻ってくる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
重藤が一つ 咳 をして、湯飲み茶碗 を手に取ったので、日下は平成二十七年八月十四日の現実に引き戻された。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
肩を揺って、正気に還 らせ、
岡本かの子 / 河明り
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(いやな記憶が)まぶたの裏に 甦ってきた。その影像を追い払うように、彼は壁に頭を打ちつづけた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
隕石の成分ほども理解できない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
心にまたしてもカテリイヌの追憶が浮ぶ
岡本かの子 / 巴里祭
(いろんなアイデアが、)太古の海における生命萌芽のざわめきのように、彼の頭の中に浮かんだり消えたりしていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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