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水がかわききった縁側板に丸い斑紋 をいくつとなく散らかして。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:95% 作品を確認(青空文庫)
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液体をこぼす(こぼれる)
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前後の文章を含んだ引用
......て行った。葉子はほとんど無意識に一つかみずつそうやって投げ捨てた。そして最後にガラスびんを力任せにたたきつけた。びんは目の下で激しくこわれた。そこからあふれ出た水がかわききった縁側板に丸い斑紋 をいくつとなく散らかして。 ふと見ると向こうの屋根の物干し台に浴衣 の類を持って干しに上がって来たらしい女中風の女が、じっと不思議そうにこっちを見つめているのに気がついた。葉子とは何の関係......
単語の意味
縁側・緣側(えんがわ)
縁側・緣側・・・1.家の座敷の外側についている、庭に面した細長い板敷きの部分。和風住宅の独特の構造。
2.カレイやヒラメなどの魚のヒレやエラ付近の肉。うまいものとしてすし屋などで出される。
2.カレイやヒラメなどの魚のヒレやエラ付近の肉。うまいものとしてすし屋などで出される。
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のりの 利いた厚いテーブル・クロースに緑色の酒がこぼれたのが白熱 瓦斯 の下で一層美しく見えた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
新聞を茶碗の下から、抜こうとする拍子に茶托 に引きかかって、番茶は遠慮なく新聞の上から畳の目へ流れ込む。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
残った酒が徳利の口から、吃気(しゃっくり)のようにごぼごぼこぼれた
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
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舞い上がる細かい埃が、窓から射す陽を受けてきらきらと美しい。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
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水がかわききった縁側板に丸い斑紋 をいくつとなく散らかして。
有島武郎 / 或る女
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