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岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:77% 作品を確認(青空文庫)
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土・砂・泥
ぬかるみ・どろどろ
歩く感触
舗装されてない道(畦道・砂利道)
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前後の文章を含んだ引用
......ったが、それを最後に空は全体として明るくなって来た。木々の若芽の叢 が、垂れた房々を擡 げてほのかに揮発性の匂 いを発散する。山中の小さい峠の下り坂のようになって来た小径 は、赤土に湿りを帯びていて、かの女の履きものの踵 を、程よい粘度で一足一足に吸い込んだ。 規矩男はまだシェストフについて云い続けていた。そして彼が衷心の感想を話す時のてれ隠しに、わざと昂然 とした態度を採る。その癖で今日も彼独得の陰性を帯びた背の反ら......
単語の意味
赤土(あかつき・せきど)
赤土・・・赤い土。赤色は鉄分に由来するもの。
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土・砂・泥の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
土が凍り、硬質ゴムのようにかたくなる
司馬 遼太郎 / 殉死 amazon
青銅(ブロンズ)製の鏡のように鈍く光る泥溜まり
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
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ぬかるみ・どろどろの表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
泥は脛まであった。ずるずる入る足裏は、固定した基盤に触れなかった。そこまで踏みおろした泥の厚さで、やっと支えている、そういう不安定な感じであった。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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歩く感触の表現・描写・類語(歩く・歩き方のカテゴリ)の一覧 ランダム5
裸足で歩く床の上が冷たい。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
サンダルを履いていない足を伸びた芝生の草の強い感触が刺激する。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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舗装されてない道(畦道・砂利道)の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
アスファルトは途切れ、俺は未舗装の山道をひたすらに自転車のペダルを漕いでいる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
小石の転がる未舗装の道
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
槍・穂高の連嶺がさまざまに雪を光らせて立ちはだかっていたからだ。まるで僕が振り返るのを待っていたかのように。
深田 久弥 / 四季の山登り (1963年) amazon
「道・道路」カテゴリからランダム5
この通りは旧道だけあって、米屋や作業服屋や釣具屋など、土地に合っているというよりは昔ながらの商店街の名残を感じさせるような店が多い。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
道は大きくうねっていて、時々視界が開けると、遥か遠くの下方に、先ほど通ったらしい道が見えた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
どぶ板を踏み鳴らして、往来まで追い駈けて行った。
吉川英治 / 治郎吉格子
「状態・状況」カテゴリからランダム5
性根の悪い色をした青黒い水が、油のようにむうと流れる
内田 百けん / 冥途 amazon
全てを呑みこんで陥没させたかのような、道路に掘られた深い穴
鷺沢 萠 / 葉桜の日 amazon
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