悪臭・くさいの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
何かが腐るときの匂いに似ていた。それも魚とか肉とかが腐るときのような猥雑な匂いでなくて、もっと重量感のある、譬えていうなら温度の高い匂いであった。(中略)もし金属が腐敗したらこんな匂いがするのではないかと英明は思った。
鷺沢萠 / 朽ちる町「帰れぬ人びと」に収録 amazon
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あたりの空気が噎(む)せるほど高雅な香りに満ちる
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
土、風、夜の自然の匂いは匂いと呼んでいいのか分からないほど空気に溶け込んでいるが、それでも確かにその野性的な気配を嗅ぐことができる。都会にはない、匂いの殺ぎ落とされぶりだ。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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