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戦前の品川へ、二度ほど足を運んだことがあるが、貸座敷(遊女屋)、料理屋、茶屋などが軒を連ね、江戸時代の繁昌ぶりが、まだ名残りをとどめていた。  大正の大震災にも、昭和の戦災にも品川は焼け残ったので、十数年前に久しぶりで、ゆっくりと品川を歩いたときも、大きな宿場町の微かな匂いが、裏道にただよっていた
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:26% 作品を確認(amazon)
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古い建物の佇まい
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前後の文章を含んだ引用
......雲屋という料理屋の世話で、若出雲の看板を掲げたのが、明治末年のころだったろう。 江戸時代の品川は、申すまでもなく四宿の一で、東海道五十三駅の第一駅だった。 私は戦前の品川へ、二度ほど足を運んだことがあるが、貸座敷、料理屋、茶屋などが軒を連ね、江戸時代の繁昌ぶりが、まだ名残りをとどめていた。 大正の大震災にも、昭和の戦災にも品川は焼け残ったので、十数年前に久しぶりで、ゆっくりと品川を歩いたときも、大きな宿場町の微かな匂いが、裏道にただよっていたものである。 いまは、タクシーで八ツ山下を通るとき、旧街道の入口が一瞬、目の中へ飛び込んでくるが、むかしの面影は、しだいに薄れかけてきている。 従兄は最近、原宿......
単語の意味
軒(のき)
江戸時代(えどじだい)
足・脚・肢(あし)
・・・屋根の端の下にさがった部分で、建物の外壁より突き出ている部分。
江戸時代・・・政治の中心が江戸にあった時代。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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屋根に草がえたうち
夏目漱石 / 吾輩は猫である
戦国時代の遺物的古家
伊藤左千夫 / 野菊の墓
戦災に焼けなかった、この店構え
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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