有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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微笑み・薄笑い
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前後の文章を含んだ引用
......の心持ちに働かれていた。「そんな事で愛想が尽きてたまるものか」と鼻であしらうような心持ちに素早 くも自分を落ち着けてしまった。驚きの表情はすぐ葉子の顔から消えて、妖婦 にのみ見る極端に肉的な蠱惑 の微笑がそれに代わって浮かみ出した。 「ちょっと驚かされはしましたわ。……いいわ、わたしだってなんでもしますわ」 倉地は葉子が言わず語らずのうちに感激しているのを感得していた。 「よしそれで話はわかっ......
単語の意味
蠱惑(こわく)
蠱惑・・・神秘的な魅力で人の心をひきつけて、惑わすこと。
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微笑み・薄笑いの表現・描写・類語(口・顎のカテゴリ)の一覧 ランダム5
口元には明け方の三日月のような笑みが浮かんでいた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
口角はどれも同じように斜めうえにひっぱられて、よく見るとそれは笑顔と呼ばれるものだった
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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「口・顎」カテゴリからランダム5
女性の好意にみちた眼差しにおもわずほほえみ返したとき、彼女の視線が自分の斜めうしろの人物に向けられていたことに気付いて、行き場のなくなった微笑がそのまま頬に凍りついてしまう
吉行淳之介 / 原色の街 amazon
唇には蜂蜜 ほどの甘みのある片笑い
岡本かの子 / 金魚撩乱
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
表情がくずれ、声をたてて笑った。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
両唇の角をちょっと上へ反らせるとひとを焦 らすような唇が生き生きとついていた。
岡本かの子 / 金魚撩乱
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