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週末の夜ともなると、まるで夢の中に出てくる街のようにシンと静まり返る。
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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夜のしじま(静けさ)
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前後の文章を含んだ引用
......二つ目、千代県庁口駅で地下鉄を降りた佳乃たち三人は、狭い階段を上がって市民体育館の裏に出た。決して寂しい町ではないのだが、県庁を中心にしたこの界隈は、夜、それも週末の夜ともなると、まるで夢の中に出てくる街のようにシンと静まり返る。「どこで待ち合わせしとうと?」 前を歩く眞子に訊かれ、佳乃は一瞬迷って、「えっと、吉塚駅前」と嘘をついた。まさか二人がこっそりとあとをつけてくるわけもないのだが......
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街はしんとしていて、目を覚ましているのは自分だけなような気がした。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
車を発進させました。灯りのともった家はありません。車のエンジン音もしんと漂う夜の空気に飲み込まれていくようです。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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お日様が砕けた鏡のように樺の木の向こうに落ちる
宮沢 賢治 / 貝の火 amazon
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