吉川英治 / 八寒道中 ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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雪山
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......月あたりの風はかくべつに思った。凍 てついた道を戞々 と踏んでゆく馬のひづめから、サッと砂まじりの粉雪を顔へもってくる。 きのうが寒 の明 けだと道で聞いたが、左に見る岩殿山 のヒダにはまだ深い雪がいつ消えそうもなく光って見え、往来の樹木の梢には、陽の高くなるまで氷柱 の花がついていた。 大月から猿橋へかかって、桂川の渡舟 に姿を見せた三五兵衛は、その渡舟には乗らないで、小篠 という村の道......
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今はただ一色の白さに雪でおおわれている。そして雲が空を動くたびごとに、山は居住まいを直したかのように姿を変える。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
雪のために薄くぼかされたまっ黒な大きな山
有島武郎 / 生まれいずる悩み
吉川英治 / 八寒道中
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三色すみれの花びらが、絵の具のチューブから流れ出てきたままの鮮やかさで、せせら笑うようにくっきりと咲いている。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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