感情や抑揚のない声の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
慎重に驚きを隠している声だった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
男の声から年齢や風貌や体格を推し量るのはむずかしかった。具体的な手がかりを欠いた声なのだ。電話を切ったとたんにどんな声だったか思い出せなくなってしまいそうだ。個性や感情は奥にしまい込まれている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
声はロボットから発せられたように抑揚がない。熱意の感じられない態度
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
恐怖に近い狼狽を示して吃(ども)りながら叫ぶ
中島 敦 / 名人伝 amazon
(世間は狭い)僕と彼女はそれから冷えたシャンパンを飲みながら世間話をしたが、話をしているうちに二人のあいだには何人かの共通の知人がいることが明らかになった。我々の属している業界はそれほど広いものではないから、いくつか石を投げればひとつかふたつは〈共通の知人〉に当ることになる。それに加えて、僕の妹がたまたま彼女と同じ大学の出身だった。我々はそのようないくつかの名前を手がかりにして比較的滑らかに話題を広げていくことができた。
村上春樹 / 象の消滅「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
聞こえもせぬ遠い船の人を呼ぶような、悲しいほど美しい声
川端 康成 / 雪国 amazon
火がついたように泣き始めた
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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