和え物は、和と書くとおり、味噌と野菜を合わせる楽しみである

アサツキ、菜の花、ギンナン、赤貝のわた、糸瓜（へちま）、菊、薔薇（ばら）などをたんねんに切りととのえ、味噌と胡麻（ごま）で和えたものだが、その味の複雑微妙、しかもコクのある味つけには、だれしも、 「うまい」 　と、いわざるを得ない

天地いっぱいをいただく。天地いっぱいとは山のもの、里のもの、海のものである。そんな代表が和え物ではないかと思う。和える。和合の妙味といえよう。

掻き交ぜ過ぎた和えものは、お白粉を塗りたくった顔と同じで気韻は生動しない。

舌もとろけるような和え物

（エビの天ぷら）エビの天ぷらにカボス汁をつけ抹茶塩をふって口に入れた。サクリとした衣の歯ざわりがあり、エビの甘みが口いっぱいに広がった。

外国では「ミソスープ」として、日本人の長寿を支えてきた代表的な汁物として有名

生温かい湯気とともに、食べ物を煮ている香り

会席料理？それとも懐石料理？うまけりゃどっちでもいい！

おでんと燗酒の屋台