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夏のような立派な雲の峰が東でむくむく盛りあがり
宮沢賢治 / 風の又三郎 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
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積乱雲・入道雲・雷雲
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前後の文章を含んだ引用
......へ行きました。三郎は嘉助と行きました。みんなは町の祭りのときのガスのようなにおいの、むっとするねむの河原を急いで抜けて、いつものさいかち淵 に着きました。すっかり夏のような立派な雲の峰が東でむくむく盛りあがり、さいかちの木は青く光って見えました。 みんな急いで着物をぬいで淵の岸に立つと、佐太郎が一郎の顔を見ながら言いました。「ちゃんと一列にならべ。いいか、魚 浮い......
単語の意味
峰・峯・嶺(みね)
雲の峰(くものみね)
雲の峰・・・山の峰のようにわき立つ、夏の雲。入道雲。
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空の遠くにまるで巨大な亀頭のような白い積乱雲が見える。澄みきった青空の中で、近づいてきているのか遠のいているのかもわからないそのシルエットは、異様な存在感を呈していた。
羽田 圭介 / スクラップ・アンド・ビルド amazon
午後の光にかがやいた湾のむこうに大きな入道雲が金色に縁どられながら 湧いていた。雲はなぜか空の宮殿のように白く巨大だった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
夏のような立派な雲の峰が東でむくむく盛りあがり
宮沢賢治 / 風の又三郎
入道雲が空を侵食するように埋め尽くしていた正午前
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
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軒端にせまる山の上は星がいつぱいだ 氷水屋の硝子玉の簾のやうだ
田中 冬二 / 法師温泉「田中冬二全集〈第1巻〉詩 (1984年)」に収録 amazon
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