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皆はその方へ手を振りあげて、ワアーッと叫んだ。上から見下している水夫達には、それが林のように揺れて見えた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:89% 作品を確認(青空文庫)
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手を振る
揺れる
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前後の文章を含んだ引用
......だど! 何よりそれだ。もう、大丈夫だ。もう――!」 煙筒の側に、車座に坐って、ロープの繕いをやっていた水夫が、のび上って、 「どうした。オ――イ?」と怒鳴った。 皆はその方へ手を振りあげて、ワアーッと叫んだ。上から見下している水夫達には、それが林のように揺れて見えた。 「よオし、さ、仕事なんてやめるんだ!」 ロープをさっさと片付け始めた。「待ってたんだ!」 そのことが漁夫達の方にも分った。二度、ワアーッと叫んだ。 「まず......
単語の意味
見下す(みくだす)
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
見下す・・・1.上のほうから下を見る。見おろす。
2.軽く見る。大したことない、と馬鹿にする。
2.軽く見る。大したことない、と馬鹿にする。
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
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彼の腕が描くラインが残像になって空に映る。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
尻尾に火のついた犬みたいに手をふりまわす
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
風のように姿をかくして
吉川英治 / 無宿人国記
繊維が残らないくらいに、強く強く噛み砕いた。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
フッ! と木魚をたたくような飾りけのない笑いが二つ三つボクボクと湧いた。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
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(皿に盛られた飯が、)岩を蔽(おお)う海苔のような、緑と蜜柑色の黴(かび)を生やしていた。
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
その何かが麻薬のように人の心をひきつけた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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