TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夜
昼間の日のほとぼりがまだ斑 らに道に残っている
梶井基次郎 / 冬の蠅 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
夜
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......でも私の頬を軽くなでてゆく空気が感じられた。はじめ私はそれを発熱のためか、それとも極端な寒さのなかで起る身体の変調かと思っていた。しかし歩いてゆくうちに、それは昼間の日のほとぼりがまだ斑 らに道に残っているためであるらしいことがわかって来た。すると私には凍った闇のなかに昼の日射しがありありと見えるように思えはじめた。一つの燈火も見えない暗 というものも私には変な気を......
単語の意味
斑(まだら・むら・ぶち)
斑・・・1.下地の色とは違う色が、不規則に混じっている模様。いろいろな色や濃淡の入りまじっている模様。また。そのさま。
2.1が転じて、ある現象が現れたり、現れなかったりすることのたとえ。はっきりした部分とそうでない部分があるのたとえ。
2.1が転じて、ある現象が現れたり、現れなかったりすることのたとえ。はっきりした部分とそうでない部分があるのたとえ。
ここに意味を表示
夜の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
闇に浮かぶこの小さな部屋
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
遠い山々が雪が煙ると見えるような柔らかい乳色につつまれる
川端 康成 / 雪国 amazon
繻子(しゅす)のように光って濡れている夜
林 芙美子 / うず潮 (1964年) amazon
舟の家が朝焼けの中で暗く沈んでいた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ