稲荷ずしに於ける油揚げは、おかずではなく一種の皮である。 おにぎりに於けるノリと同じように、一種のパッケージともいえる。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 ページ位置:89% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
おにぎり
お寿司
油揚げ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ても、いきなりベッタリとおおいかぶさられてしまっては、もう身動きができない。 おとなしく、稲荷ずしとして観念せざるを得なかった事情もよくわかるような気がする。 稲荷ずしに於ける油揚げは、おかずではなく一種の皮である。 おにぎりに於けるノリと同じように、一種のパッケージともいえる。 パッケージではあるが、嚙みしめていると実はおかずであるということがよくわかる。 ここのところが、油揚げが考え抜いた独自のアイデアなのである。 ネーミングにも、......
ここに意味を表示
おにぎりの味、おいしさを伝える表現・描写(米のカテゴリ)の一覧 ランダム5
おにぎりにかぶりつく。湿った海苔を歯で破る感触と塩味が、口中にしみわたる。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
お寿司の味、おいしさを伝える表現・描写(米のカテゴリ)の一覧 ランダム5
飯の舌ざわりよりも、部厚い種が、まるで魚の羊羹のように口中いっぱいにひろがって
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
おにぎりのような大きなごはんの上に座ぶとんのような形をしたマグロがのっている。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
油揚げの味、おいしさを伝える表現・描写(豆類のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「米」カテゴリからランダム5
かき揚げ丼はサクサクの衣が口の中でシャクシャクと崩れる。油を吸った小麦粉が香ばしく、甘辛醤油の染み込んだまだらのご飯は甘く、ところどころで小エビがムチムチと歯と歯の間につぶれ、小柱はキシキシと歯に軋む
東海林さだお / 駅弁の丸かじり amazon
飯といっしょににぎる魚や貝がやたらに大きく厚く、飯がすくなくて、まるで刺身でも食べているような鮨
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
「豆類」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
米 の味・おいしさの表現の一覧
豆類 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ