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城下をうろついている犬みたいな浪人
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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うろつく・さ迷う・放浪する
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前後の文章を含んだ引用
......に揺れた。垣を踏みこえて来た激しい物音から、一箇の人影が、縁側へ、躍り上がった。 「――おのれっ、一角だな」 「おっ、木村丈八郎か」 「人の噂は、嘘でなかった。近頃、城下をうろついている犬みたいな浪人が、わしの留守へも、忍んでくると言っていたが、おのれ、何しにここへ――」 と、鐺 を上げて、ぶるぶると、右手の拳 に、鍔音 をさせた。 (この男か) と、一角は、そうい......
単語の意味
犬・狗(いぬ)
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
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うろつく・さ迷う・放浪するの表現・描写・類語(歩く・歩き方のカテゴリ)の一覧 ランダム5
亀の子のように、のこのこ日向 を歩きまわっている。
林芙美子 / 新版 放浪記
風に吹かれる雨戸のようにふわふわしている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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まるで背中から羽が生えたかのように軽やかに歩き回っている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
劣等感を速足によって補っているように見えるほど、足が早い
水上 勉 / 雁の寺・越前竹人形 amazon
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