芥川龍之介 / 芋粥 ページ位置:30% 作品を確認(青空文庫)
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濁り、渇き声
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前後の文章を含んだ引用
......云ふともなく、「何時になつたら、これに飽ける事かのう」と、かう云つた。 「大夫殿は、芋粥に飽かれた事がないさうな。」 五位の語 が完 らない中に、誰かが、嘲笑 つた。錆 のある、鷹揚 な、武人らしい声である。五位は、猫背の首を挙げて、臆病らしく、その人の方を見た。声の主は、その頃同じ基経の恪勤 になつてゐた、民部卿時長の子藤原利仁 である。肩幅の広い、身長 の群を......
単語の意味
鷹揚(おうよう)
錆・銹・鏽(さび)
鷹揚・・・小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりしていて争いとは無縁な感じ。大様(おおよう)。
錆・銹・鏽・・・金属が空気に触れたり水に濡れたりして傷み、赤茶色や青白色に変色し脆(もろ)くなったもの。空気中や水中で金属が酸化し表面にできる、酸化物質や水酸化物質。
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声は旅鴉 のごとく皺枯 れておったので、せっかくの風采 も大 に下落したように感ぜられた
夏目漱石 / 吾輩は猫である
横光利一 / 日輪
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サイパンではさせ子という言葉が意味を持たない
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
機械的にしゃべっている
芥川竜之介 / 歯車
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