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聞く姿勢になって身をのりだし
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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聴く・耳を傾ける 前のめり・身を乗り出す
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前後の文章を含んだ引用
......私は答えた。すると、雄一はカップを置いてふいに切り出した。「今夜、初めて頭が正常に働いたんだ。知らせないわけにいかない、今すぐだって。それで電話をした。」 私は聞く姿勢になって身をのりだし、雄一を見つめた。雄一は話しはじめた。「葬式までの間は、なにがなんだかわからなかったんだ。頭は真っ白で、目の前が真っ暗で。あの人は、ぼくにとってたったひとりの同......
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(風呂の中で音楽を聴きながら考える)意識の半分を空っぽにして休ませ、残りの半分で考え事をした。そしてダヴィッド・オイストラフの演奏するシベリウスの音楽は、主にその空っぽの領域を通り過ぎていった。そよ風のように広く開け放たれた入り口から入り、広く開け放たれた出口から出ていった。音楽の聴き方としてはあまりほめられたものではないかもしれない。《…略…》音楽を右から左に聴き流しながら、意識の空っぽではない方の半分でとりとめもなく思考を巡らせた。そういうとき、彼は対象を限定することなくものを考えるのが好きだった。犬たちを広大な野原に放つように、意識を自由に駆けめぐらせるのだ。どこでも好きなところに行って、なんでも好きなことをしてくればいいと彼らに言って、あとは放っておく。彼自身は首まで湯につかり、目を細め、音楽を聴くともなく聴きながらぼんやりとしている。犬たちがあてもなくはねまわり、坂道を転げまわり、飽きることなく互いを追いかけ合い、リスをみつけて無益な追跡をし、泥だらけになり草だらけになり、遊び疲れて戻ってくると、牛河はその頭を撫で、また首輪をつける。その頃には音楽も終わっている。
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聞く姿勢になって身をのりだし
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ聴く・耳を傾ける前のめり・身を乗り出す
体を延ばして
林芙美子 / 新版 放浪記
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椅子に腰かけるのがきらいで、ソファの上にも田舎のおばさんよろしくちょんと坐ってしまう。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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