薄い蒟蒻 のような手
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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手の雰囲気
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......まちがえましたってじっとしてたら丁度あんたが、裸になった処だって、水野さんそれゃあ大喜びなの……」 「へん! 随分助平な話ね。」 私はやけに頬紅を刷くと、大学生は薄い蒟蒻 のような手を合せて、「怒った? かんにんしてね!」と云っている。何云ってるの、裸が見たけりゃ、お天陽 様の下で真裸になって見せますよ! 私は大きな声で呶鳴 ってやりたかった。......
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借りたけりゃ一晩五円払えと、土蜘蛛のようなカサカサに乾いた手を出した。
織田 作之助 / 世相「世相・競馬 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
あの白い生毛のあるお糸さんの美しい手にふれてみたい気がする。
林芙美子 / 新版 放浪記
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左手を二の腕がのぞき出るまでずっと延ばして
有島武郎 / 或る女
園長は腰の前で二つの掌を柔らかく合わせていた。それは祈りの形に似ていた。わたしはふと、彼を掬い上げたら天使のように軽いかもしれないと思った。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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