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返事をしないのはこの男の癖である。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:75% 作品を確認(青空文庫)
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無視する・相手にしない
返事がない・音信不通
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前後の文章を含んだ引用
......だけはたしかである。 襖越 しに細君が声を掛けた。主人は眼がさめているのだか、寝ているのだか、向うむきになったぎり返事もしない。返事をしないのはこの男の癖である。ぜひ何とか口を切らなければならない時はうんと云 う。このうんも容易な事では出てこない。人間も返事がうるさくなるくらい無精 になると、どことなく趣 があるが、こんな人に......
十
「あなた、もう七時ですよ」とここに意味を表示
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背後から、女の声が呼んだ。すぐ背後だった。私は立ち止らなかった。聞えなかったように歩いた。 「田浦さん」 振りかえるのが自然だった。ほぼ並んで歩いている男が、反応しない私を見るのが分った。 しかし、私は止らなかった。歩調を変えずに、ただ歩いた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
(無視されて)途端、直にさびしさに触れた。その清水のような新鮮な冷たさに身震いがした。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
忘れ去られた黒子のごとく
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
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返事がない・音信不通の表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(返事に困る)「ふん」お由はちょっと肩をすぼめて笑ったが、さて返事のしようもないと云う風で、 少時 黙った
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
返事は、気の抜けた風船玉のようだった。
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
奴隷のように彼の御機嫌を伺わなければならなかった。
長与善郎 / 陸奥直次郎 amazon
話し振りはいつもの泡を飛ばすような気負いが抑えられ、ほどよい熱弁となっていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「怒り」カテゴリからランダム5
葉子の心は火のように怒 っていた。
有島武郎 / 或る女
「安心する」カテゴリからランダム5
鉛の板のように重苦しく眠り込んでいた
岡本かの子 / 巴里祭
忘れ去られた黒子のごとく
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
「性格・態度」カテゴリからランダム5
物思いに沈んだ人などと似通うような厳粛ともいうべき真面目さ
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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