無心の声でしたが、これがまた、じんと骨身にこたえるほどに痛かった
太宰治 / 人間失格 ページ位置:47% 作品を確認(青空文庫)
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傷心・心が傷つく
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前後の文章を含んだ引用
......、これが自分の現実なのだ、生きて行けない、とはっきり思い知りました。 自分がまごついているので、女も立って、自分のがま口をのぞいて、 「あら、たったそれだけ?」 無心の声でしたが、これがまた、じんと骨身にこたえるほどに痛かったのです。はじめて自分が、恋したひとの声だけに、痛かったのです。それだけも、これだけもない、銅銭三枚は、どだいお金でありません。それは、自分が未 だかつて味わった事......
単語の意味
無心(むしん)
無心・・・1.無邪気なさま。雑念や欲望にまったくとらわれてないさま。
2.正当な理由も無く、人に金品をねだること。
2.正当な理由も無く、人に金品をねだること。
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氷を無理矢理飲まされたように胸が痛んだ。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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朝井 リョウ / 破りたかったもののすべて「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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心には、刺されたとげの抜けないような痛みが残って
森 鴎外 / 雁 amazon
無心の声でしたが、これがまた、じんと骨身にこたえるほどに痛かった
太宰治 / 人間失格
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