雷が鳴り出した。大気をまっ二つに引き裂くような烈しい振動があり、赤い火箭(かせん)が竿を継ぎ足すように、ジグザグと鋭くっつ走った。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに 作品を確認(amazon)
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雷の光・稲妻
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単語の意味
火箭(ひや・かせん)
火箭・・・火をつけた矢。火矢(ひや)。
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雷の光・稲妻の表現・描写・類語(雷のカテゴリ)の一覧 ランダム5
稲妻が遠い山脈をおおう雲の中で鈍い光となって息をつく
山田 太一 / 飛ぶ夢をしばらく見ない amazon
(夜の雷)ひらめく電 に、高社 の山の肩がありありと二度ほど見えた。
吉川英治 / 銀河まつり
落雷が窓の外でひときわ激しく轟いた。《…略…》彼女のまわりで光と影がほんの一瞬ひとつになった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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「雷」カテゴリからランダム5
雷鳴は続いていた。しかし稲妻は見えない。遠い砲声のような音が轟いているだけだ。戦場はまだ彼方にある。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
地鳴りのように雷鳴がして
林芙美子 / 新版 放浪記
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