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西日があまりきついので、伸子の内心から憂愁が蒸発するとでも云うようだ。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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夕日・西日
気持ちや痛みが消える、薄れる
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前後の文章を含んだ引用
......の単調さを意識した。あの中国語もいやにおとなし過ぎる――いよいよ燦き射りつける西日につれ、伸子は目的のわからない憂愁に捕われた。――捕われたと云っては当らない、西日があまりきついので、伸子の内心から憂愁が蒸発するとでも云うようだ。 別に家も持ち、佃は職業を得、先ずこれで自分らの生活が予定通りはじまっているというわけだが――伸子は、しかし、何だかその生活に、自分を馴らしてしまうことができず......
単語の意味
憂愁(ゆうしゅう)
西日(にしび)
憂愁・・・悲しみに襲われること。うれい。気分が晴れずに落ち込むこと。
西日・・・西に傾いた太陽の光。とくに、真夏の変わらず衰えない夕方の日差しについていう。
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