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サラサラと淡雪をふり落とす松の梢の上に高く、二三の星が深淵の底に光る金剛石のように寒くまたたいていた。
長与 善郎 / 青銅の基督 作品を確認(amazon)
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星の光・星が輝く
雪景色・銀世界
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単語の意味
深淵(しんえん)
淡雪(あわゆき)
瞬く(またたく)
金剛石(こんごうせき)
深淵・・・底がとても深い場所。とてつもなく奥が深いこと。終わりがないくらい底知れないこと。
淡雪・・・薄く積もった雪。うっすらと積もってもすぐ消える春の雪。
瞬く・・・1.見えたり見えなくなったり光がチラチラする。明滅する。
2.まぶたを一瞬のうちに閉じたり開いたりする。まばたく。
2.まぶたを一瞬のうちに閉じたり開いたりする。まばたく。
金剛石・・・ダイヤモンドの和名。天然で最も硬い物質。硬度10。4月の誕生石。
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星の光・星が輝くの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
真上の空には、大きな帯のような星々の重い運行があり、《…略…》この星達の無限の距離から距離へ働く、強い限りないエネルギー
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
黒い空には、星が砥いだように光っていた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
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雪景色・銀世界の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
からりとした上天気。眼もくらむような光った雪景色。
林芙美子 / 新版 放浪記
門柱の上に、雪が伏せた 椀 のようになって積もっていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
渓谷の青い岩のような雲が月の周りを囲む
黒岩 重吾 / 背徳のメス amazon
空は湿っぽい灰色の雲にすっぽりと覆われていた。それは雲というよりは均一な布地のように見えた。その下を黒い雲の塊りが低く流れていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
空を仰ぐと、遥か高いところで豆粒ぐらいのダイヤモンドのようなものが白くチカチカ輝いていて、眩しくてとても目を開けていられない
三浦哲郎 / ユタとふしぎな仲間たち amazon
音を立てないばかりに雲は山のほうから沖のほうへと絶え間なく走り続ける。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
ガラス窓の外で、雪が唸り始めた。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
吹雪が、土間の中へ、斜めに、白い光の縞を投げこんで、妖しげなすすり泣きを吹き攫 った。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
雪を踏むと、キュッキュッとでんぷんを袋ごと押すような乾いた音をたてる
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
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