白い花を載せた浅緑の葉や、赤い花を包んだ深緑の葉
岡本かの子 / 巴里のキャフェ――朝と昼―― ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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マロニエ
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前後の文章を含んだ引用
......少し好き。真横、好かない。七分身、やはり少し。では真向きの全身――椅子を直すふりして女客は立ち上った。が、真向きの一番広い鏡面は表のマロニエの影で埋まっている。白い花を載せた浅緑の葉や、赤い花を包んだ深緑の葉の影がかたまり、盛り上り、重なり合った少しまばらなところに、女客のトオクの先がわずかにちらついて写った。体の影はずっと奥の方へ追いやられて[#「追いやられて」は......
単語の意味
浅緑(せんりょく・あさみどり)
深緑色(ふかみどりいろ・しんりょくしょく)
浅緑・・・薄い緑色。 ⇔ 深緑(ふかみどり・しんりょく)。
深緑色・・・深い(=濃い)緑。
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白い花を載せた浅緑の葉や、赤い花を包んだ深緑の葉
岡本かの子 / 巴里のキャフェ
岡本かの子 / 母子叙情
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月をつかみ取るようなかっこうに、杉の枝が空に伸びる
長崎 源之助 / ゲンのいた谷 amazon
店の前の植込には、彼岸花がしおたれるとインパチェンスが咲いた。それが散るとシクラメンが植えられた。どれも幻のほむらのように赤く、静かな花だった。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
その人肌のように艶のある幹の色を老人は愛していた。
大岡 昇平 / 武蔵野夫人 amazon
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