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思ったよりもずっと混乱して、やることだけはいっぱいあって、毎日わけがわからないままころがるように過ぎちゃったんだ。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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時間の流れが早い
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......かわからなかったんだ。頭は真っ白で、目の前が真っ暗で。あの人は、ぼくにとってたったひとりの同居人で、母で、父だったろう。もの心ついた時からずっとそうだったから、思ったよりもずっと混乱して、やることだけはいっぱいあって、毎日わけがわからないままころがるように過ぎちゃったんだ。ほら、あの人らしく普通の死に方じゃなかったから、なにせ刑事事件だからね、犯人の妻だの子だの出てきたり、お店の女の子たちも狂乱状態になって、ぼくが長男らしくしてな......
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時間の流れが早いの表現・描写・類語(時間・スピードのカテゴリ)の一覧 ランダム5
いつの間にか九ヵ月に入った。つわりがおさまってから、週数の進み方が速くなったように思う。つわりの間の不快な時間の沈澱を、勢いよく洗い流しているかのようだ。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
ついさっきここで目覚めたような気がするのに、もう一日という時間が過ぎていったのだ。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
時間はただ矢のように飛んで過ぎた。
有島武郎 / 或る女
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手繰りきれない白い帯のような長い年月
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
時間はただ矢のように飛んで過ぎた。
有島武郎 / 或る女
視界に入るものはすべて──街行く人も、道路を走る車も──見える限りの世界が、まるでフィギュアで作られた世界であるかのように静止していたのだ。
水野敬也 / 夢をかなえるゾウ2 文庫版 ~ガネーシャと貧乏神~ amazon
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