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くねくねと曲がる道を、まるで先の見えない自分の人生のようだと感じながら、進んでいた。緩やかに下っていくところなどはさらに似ていた。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ ページ位置:36% 作品を確認(amazon)
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冴えない、ぱっとしない人生
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前後の文章を含んだ引用
......た道を西へ向かってひたすら歩いた。 一人きりの自宅で膝を抱えていることもできず、家を飛び出していた。落ち着かなかったのだ。 国道四十八号の細い歩道を黙々と進む。くねくねと曲がる道を、まるで先の見えない自分の人生のようだと感じながら、進んでいた。緩やかに下っていくところなどはさらに似ていた。 自分が向かっている先がどこであるのか、そこで気がついた。 岡の霊園、父の墓だ。 大きなカーブがつづいた。曲がりきる前で、唐突に向こう側から車がやってきたりする......
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新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
平凡な眠りに墜 ちて行くのを、強いて揺り起すための清涼剤
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